四日午後四時、天台山国清寺に到着した一行は、国清寺監院の允観法師に面談し、来る平成二十六年の宗祖智証大師生誕一千二百年慶讃大法会に向けて協力を依頼した。席上、允観法師より「当地において合同法要を行いましょう」との意向が伝えられた。その後、允観法師のご案内で諸堂を巡拝した。 翌五日には允観法師ご臨席のもと円珍亭において法楽を奉修し、その後、智者塔院、華頂寺に参詣した。 国清寺参拝を終えた一行は、杭州・霊隠寺、蘇州・寒山寺を巡拝した後、八日、上海から帰国の途についた。 |
智証大師顕彰碑「円珍亭」(国清寺境内) |
国清寺の黄色照壁 | 山門額 |
天台山から金地を望む |
天台山は天台宗発祥の地。隋代の高僧・天台大師智ゆかりの聖地である。ここに学んだ伝教大師は、帰国して比叡山に天台宗を開いた。 三井寺の智証大師も853年に訪れている。1992年、これを記念して天台山総道場の国清寺境内に智証大師顕彰碑「円珍亭」が建立された。 |
天台大師修行の地「銀地道場」 |
真覚寺前殿内部 |
国清寺境内の隋梅 |
天台山の山麓にある国清寺から華頂峰に向かうこと30分ほどで真覚寺に着く。 ここは597年11月24日に入滅した天台大師が埋葬された地で、遺骸は地中深く納められ、その場所には6面2層の高さ約6メートルの白石製の「智者大師肉身塔」があることから智者塔院と呼ばれている。 |
智者大師肉身塔 |
真覚寺近くの高僧墓碑 |
天台賓館 |
真覚寺本殿 |
真覚寺東門 |
国清寺豊于橋 |
華頂寺山門 |
天台山の主峰・華頂峰は標高1138メートル。峰々が蓮華弁のように主峰を囲んでいることから名付けられたという。頂上をやや下ったあたりに華頂寺はある。周辺一帯は華頂森林公園として厳重に管理されている。 |
華頂寺大雄宝殿 | 杭州の古刹・霊隠寺 |
霊隠寺大雄宝殿 |