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平成23年(2011)は、親鸞聖人750回忌の「大遠忌」の年に当たります。 蓮如上人と縫いの名号 寛正6年(1465)正月、比叡山の僧兵が大谷本願寺を焼き討ちしたとき、蓮如上人は難を逃れて、親鸞聖人御真影の御像とともに、上人の叔父である長命阿闍梨の住持する三井寺万徳院に移られました。このとき、上人は自身の法衣の袖を解いて七日七夜をかけて「南無阿弥陀仏」の名号を刺繍されました。これを「蓮如上人縫いの名号」と呼んでいます。 親鸞聖人御真影の御像と蓮如上人の御像 三井寺は苦難に遭われた蓮如上人に同情して、三井寺山内にある近松寺内の一寺を上人に贈りました。この寺が浄土真宗で最初の別院となった大津の「近松御坊」です。この後「山科御坊」ができて、蓮如上人は親鸞聖人御真影の御像とともにそこへ移り、お礼として、親鸞聖人の御像とご自身の御像を新たに自作して三井寺へ納められました。
参考 「大津市史」
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