ホーム
>
名宝の紹介
>
絵画
>
不動明王二童子像
不動明王二童子像(ふどうみょうおうにどうじぞう)
・重要文化財 鎌倉時代 十四世紀
・絹本著色 縦105.1cm 横56.5cm
高い瑟々座(しつしつざ)に坐す不動明王を中心に、その下方左右に 矜伽羅(こんがら)、制た伽(せいたか)を配した三尊形式の画像です。
不動は青黒色の肉身とし、右手に剣、左手に羂索(けんさく)を持ち、 顔は左目を細め、上下牙をむきだす醜悪な表情を示し、 髪は巻毛で弁髪を左耳前に垂らしています。 頭髪や装身具に金泥を多用するなど時代的な特色をよく示しています。
不動をつつむ火炎は無明からくる衆生の煩悩を焼き尽くし、 外の諸々の魔障を粉砕して行動を守護することを意味しています。
二童子は不動の化身で、 矜伽羅は向かって右側に合掌して従う白身の童子で、 不動の慈悲の化現なるが故に小心随順といわれています。
制た伽は向かって左側の赤身で杖を持つ童子で、 不動の方便としての悪性者です。
この二童子の軽妙な姿や表情に筆者の工夫が感じられ、 まとまりのよい不動画の優品となっています。
<<
尊星王像
|
不動明王八大童子像
>>
その他の名宝
秘 仏
秘 仏一覧
--------------------
金色不動明王画像
新羅明神坐像
御骨大師
中尊大師
五部心観
如意輪観音坐像
不動明王立像(黄不動)
建造物
建造物一覧
--------------------
金堂
新羅善神堂
光浄院
勧学院
大門
釈迦堂
閼伽井屋
一切経蔵
鐘楼
唐院探題灯篭
唐院大師堂
唐院潅頂堂
三重塔
護法善神堂
毘沙門堂
観音堂
百体堂
仏 像
仏 像一覧
--------------------
十一面観音立像
千手観音立像
不動明王坐像
訶梨帝母倚像
護法善神立像
吉祥天立像
愛染明王坐像
絵 画
絵 画一覧
--------------------
新羅明神像
尊星王像
不動明王二童子像
不動明王八大童子像
黄金剛童子像
尊勝曼荼羅図
両界曼荼羅図
多聞天像
天台大師像
勧学院客殿襖絵
光浄院客殿床貼付絵
法明院襖絵
法明院客殿襖絵
工 芸
工 芸一覧
--------------------
弁慶鐘
三井の晩鐘
朝鮮鐘
孔雀文磬
密教仏具
園城寺古瓦
園城寺尺
文書典籍
文書典籍一覧
--------------------
円珍俗姓系図
伝燈大法師位位記
制誡文
尚書省司門過所
福州温州台州求法目録
円珍請伝法公験奏状案
感夢記
大蔵経
園城寺境内古図
庭 園
庭 園一覧
--------------------
光浄院庭園
勧学院庭園
法明院
普賢堂庭園
・
「絵画一覧」に戻る
・
「名宝の紹介」に戻る