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1.勧学院客殿一之間襖絵　四季花卉図
　紙本金地著色　各縦179.0cm　横116.5cm

2.勧学院客殿一之間床貼付絵　滝図
　金地著色　縦256.0cm　横478.5cm　1、2ともに狩野光信筆　重要文化財　桃山時代
　一之間障壁画全十五面の内

3.勧学院客殿ニ之間襖絵　花鳥図
　狩野光信筆　重要文化財　桃山時代　紙本著色　二之間襖絵全二十四面の内
　各縦179.0cm　横88.0cm

勧学院客殿は、寛政十一年（1799）障壁画修理銘によって、慶長五年（1600）に豊臣秀頼が毛利輝元を奉行に再建したものです。
南側、庭に面した表一之間、二之間の障壁画は、全て狩野故右京光信（1561～1608）によって描かれました。

特徴
一之間は、金地に著色で四季の花卉が部屋四周連続の描写になっています。
図は北側襖絵四面の左端の梅の絵から始まります。
画面は金雲の空間を多用して、桧・桜・杉と東側の四面へ続き、間に花卉を描いています。
南側戸障子貼付四面には桧と花卉、そして、西側の大床壁貼付の大画面に滝と雪山を描き、この四季花卉図は完結します。
二之間は、素地に著色で花鳥図二十四面が描かれています。

1.勧学院客殿一之間襖絵　四季花卉図

2.勧学院客殿一之間床貼付絵　滝図

3.勧学院客殿ニ之間襖絵　花鳥図

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