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智証大師坐像(中尊大師)
・国宝 平安時代 十世紀
・木造彩色 像高84.3cm


唐院大師堂の二体の大師像の一体で、仏壇中央の厨子内に安置されることから 中尊大師と呼ばれています。
記録によると、大師入滅後まもなく弟子たちによって二体の肖像がつくられ、 うち一体のこの像は初め大師の旧院である比叡山の千手院にまつられたが、 門徒間の争いで正暦四年(993)に当寺に移されたといわれています。

毎年、大師の忌日に当たる10月29日に行われる「智証大師御祥忌法要」に際して、御開扉されます。

特徴
ヒノキの一材から頭部と身体の根幹部を木取りし、両肩から肘までの身体の側面は それぞれ一材を矧いでふくらみを持たせています。膝の部分にも横一材を矧ぐ構造です。
彩色は漆地に肉身は肌色に塗り、顔は、眉が黒色の毛描きで、眼は墨線で引き、 瞳は黒く塗って朱線でくくっています。
唇は朱色、髭のそりあともリアルで、衲衣や袈裟の遠山文様なども彩色が実によく残っています。 頭頂のとがった卵形の頭に大師の特徴ある風貌がよく表現されていますが、 より理想的な大師像を追求した像容です。
秘仏のためか彩色もすぐれてよく残っています。
智証大師
※実際の智証大師坐像
とは異なります。





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