舌平目のムニエル
舌平目のムニエルはフランス料理の定番である。今回はちょっとお洒落に、
フランス風懐石料理という感じで作っていただく。
(1) 舌平目の皮にあたる部分を、大根の皮で作る。
大根の皮を薄くむいて、その皮の内側に包丁の先端で薄く切り目を入れておく。
大根がひび割れしないようにするためである。その大根の皮を冷蔵庫に入れて、一日置いておく。
大根の皮をうすくむく |
ひび割を防ぐため、 切り目を入れる |
(2) 翌日、ゼラチン一枚を水でふやかしたものを煮溶かし、
その中に片栗粉を入れ、攪拌する。その液を乾燥した大根の皮に指で擦り込む。
舌平目の皮のしっとりとした質感を出すためにである。
指で片栗粉入りゼラチン液を擦りこむ
(3) 次に魚の身の部分を作る。強力粉7に対して、
片栗粉3の割合で、すり鉢に入れる。水を少しずつ加え、耳たぶほどの堅さになるまでよく擦る。
塩、旨味調味料、少々の酒を加えさらに擦る。それを、用意した皮に2cm程の厚さに身を盛り、10分程蒸す。
強力粉、片栗粉を水でねる |
むし器に入れる |
(4) フライパンにごま油を薄くひき、軽くソテーする。
きくらげを水でもどし、醤油と酒で煮る。それを細く切り、ソテーした舌平目の上に添え、
レモン汁を絞ると出来上がり。
食材の性質上ややもっちりした歯ごたえは否めないが、淡白な味が平目の雰囲気をよく出している。
飾りにきくらげを調理する
ずいきの酢の物
付け合せにも、保存食としても重宝するずいきの酢の物を作っていただく。
赤ずいきの皮をむき、よく洗い、塩をして置く。鍋に酢を入れ、沸騰するまで火を入れる。
沸騰すればすぐに火を止める。
大きめの密閉容器に移し、和辛子を入れ、自然に冷めるのを待つ。
ずいきを容器の大きさに合わせて切り、つけ込む。後は冷凍庫に入れて、保存する。
酢は冷凍庫に入れても凍らないから、いつでも出して、即食べられる。
鮮やかなピンクがかった朱色は食欲を増し、食卓を華やかに演出してくれる。
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