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ずいきの天ぷら・無花果月見

左:無花果月見/右:ずいきの天ぷら
左:無花果月見 / 右:ずいきの天ぷら





ずいきの天ぷら

ずいきは栄養価の高い食物である。しかし、供給される時期と量に限りがあるので、多めに買い求め、保存食として置いておくと便利な食材である。そのずいきの保存方法と、ずいきの天ぷらを紹介していただく。
まず、市販のずいきの皮をむいて、軽く塩をし三十分ほど置く。次に、ずいきが隠れる程度の酢を鍋に入れ熱を加える。酢が煮立ったところで火を切り、そこに皮をむいたずいきを入れる。色が鮮やかなピンク色に変わる。これを熱が冷めるまでそのまま置いておく。冷めたところで、適量に切り、冷凍庫に入れれば、日持ちのする保存食が出来上がる。
ずいきの天ぷらは、自然解凍されたずいきを使用する。軽く小麦粉をまぶし、短時間サッと揚げると出来上がる。大根おろしを添えて召し上がる。歯ごたえ十分、少し酸っぱめのあっさりした天ぷらである。


1.冷凍保存されたずいき

2. かるく小麦粉をまぶし揚げる。


無花果月見

よく熟れた無花果の皮を剥き、輪切りにしておく。次に種を取り一昼夜水につけた梅干しを数個用意する。鍋にその梅干しを入れ、火を入れる。煮たったら、鍋に砂糖、味醂を加えさらに弱火で煮る。輪切りの無花果に適量のせ、彩りにケシの実を振りかける。とろ身のある無花果の食感と、甘酸っぱい梅干しの取り合わせが絶妙である。
「食は祈りです。もてなしは喜びです。自然の恵みをいっぱい受けた、名も無い草花に感謝しながら頂く。そんな気持ちで、料理すれば自然と美味しいものが出来上がります」と微笑みながらおっしゃった。


1.よく熟れた無花果を用意

2.皮を剥く

3.3o程度の厚さに切る
 

4.種を取った梅干しを煮る

5.梅干しをのせ

6.ケシの実をふりかける

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