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虎耳草(雪の下) 料理二種

色あざやかな虎耳草(雪の下)
色あざやかな虎耳草(雪の下)
初夏の頃、可憐な白い花をつける雪の下は、清流の淵など山野の湿気の多い岩の上などに自生する。生け花に使われたり、漢方薬にも用いられる。漢名は虎耳草、きじんそう、とも呼ばれる。





豆腐と味噌の揚げもの

豆腐半丁をしっかり水切りをし、すり鉢で摺る。片栗粉大さじ一杯、白味噌大さじ二杯、うま味調味料を加えさらによく摺る。次に水洗いし、重曹水に付けておいた虎耳草の水分を拭き取る。葉の裏側に、指で直接片栗粉を着け、さきほど擦った具を盛り付ける。
 鍋にサラダ油を用意し、180度ほどの温度で揚げる。色鮮やかな葉の色が変わらない内にサッと揚げる。


1.水切りした豆腐

2.片栗粉を入れ

3.さらに白味噌を
入れ摺る
 

4.葉の水分を取る

5.葉の裏側に具を付ける

6.鍋で揚げる


虎耳草(雪の下)の和えもの

先ほど作った、豆腐と味噌の和えものに、細かく切った虎耳草をさらに加え、指先でよく混ぜあわせると、野趣豊かな一品が出来る。

上、豆腐と味噌の揚げもの
左、虎耳草の和えもの
右、土筆と三つ葉の和えもの
 


1.細かく切った
葉を火に通し

2.すり鉢の具とあわせる
 


土筆と三つ葉の和えもの

土筆は冷凍庫で保管しておいたものを使う。ここで、春先摘んでおいた土筆の保存方法を来年用にぜひお奨めしたい。土筆はハカマを取り、水洗いし熱湯でゆがく。重曹水に一晩つけて置く。次に何度も水洗いするとアクが抜ける。それを小分けし、冷凍庫に保存しておくと、いつでも取り出して調理することが出来る。「この時期に土筆?」と、出された方の驚く顔が目に浮かぶようである。
 冷凍された土筆はダシ汁に入れ、味がしみるように煮る。三つ葉は、三等分し熱湯で茹でザルにあけておく。冷めてからそれらを辛子で和える。辛子のツンとした辛さと、三つ葉の香りが絶妙の夏の一品である。


1.ダシ汁で煮た土筆

2.シソ葉もサッと茹でる
 

3.辛子を加え、よくあえる

4.土筆と三ツ葉の和え物

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