今回はいわば、ピーマンの肉詰めの精進料理版である。唐辛子も食欲が減退する夏には、無くてならない食材である。
まず最初に高野豆腐を水で戻し、よく絞って、みじん切りする。鍋に熱湯、醤油、砂糖、うま味調味料を入れ、みじん切りした高野豆腐を煮る。
次に唐辛子の上の部分を切り、さらに縦に切れ目を入れ、中の種を出す。その割れ目から、先ほど煮上がった高野豆腐をていねいに詰める。
次に、高野豆腐を詰めた唐辛子に片栗粉を薄くはたき、温まったフライパンでさっと揚げる。唐辛子の緑が食欲をそそる。あらかじめ唐辛子の種を取っているから、お子様にもお奨めの一品である。