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智証大師のことば
智証大師のことば
【解説】
諸法の本源の姿を忘れて、或いは有であるとか、又は、無であるとか言う皮相的なものの見方をしてはならない。そのような心がいつしか現象に執着することになるのである。
それは、あたかも、縄を見て蛇と思う心ともなり、心中の迷いは暗鬼を生ずるようになってしまうのである。
そのような心は、健康を失った病める眼で空花を見るようなことと同じなのである。
したがって、深い覚りの心をもって万物を諦観し、生死の本源を見きわめなければならない。
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