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智証大師のことば 【解説】
止観の二法は肝要である。智恵は観であり、天空の如く広大で、太陽の如く盛んである。禅定は止静であり大地の如くどっしりして、しかも月光の如く静かである。 この二法によって、宗教的、直観的な思索もなされ得るので、ついには、迷去覚円して即身成仏の仏果を得ることができるのである。そこに大師の説かれる「法門の最要は止観の二法にあり」の真意が窺われる。
すなわち、心を留めて思惟し甚深の境界に至ることができるのである。
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