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「リオ・伝説のスピーチ」より

十一年前、一枚の紙、一匹の魚、大好きな自然に全ての命の繋がりをみる十二歳の少女、セヴァン・スズキは、ブラジルのリオで開かれた国連地球環境サミットで、各国のリーダーを前に、子供環境運動は、未来に生きる子供達と自分の未来の為、又、生きる場を失った動植物の為に立ち上げ、自分達でお金を集めてカナダから一万キロの旅をして来たと告げ、「オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのかあなたは知っていますか。絶滅した数多くの動植物をどうやって生きかえらせるか、あなたは知っていますか。どうやって直すのかわからないものを壊し続けるのはもうやめてください。皆さんはこの会議で私達が生きてゆく世界を決めているのです。私達を愛して下さる言葉がほんとうなら、どうか行動でしめしてください。お願いします」。

仏陀は、網の目の譬えをもって説かれている。

「網の目が互いに繋がりあってできているように、この世の全てのものは繋がりあい、関わりあってそれぞれの役にたっている。一つの網の目がそれだけで網と考えるならば大きな誤りである」と。

遊心庵主・岡部善惠





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