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今手元に、十六年前のなつかしい人が偲ばれる土産の写真十数枚がある。

知人の男女四名が、アフリカ最高峰キリマンジャロの頂上に、世界の平和と環境保全の意識の高まりを祈念した石像設立時の登頂記念。

高さ三十センチ・重さ二十キロ・御影石の体内に直径三センチの水晶の玉を内蔵した一基三面の石像。それぞれの面には、現地のスワヒリ語、英語、日本語で「念ずれば花ひらく」と刻まれた童地蔵。

地元の道案人(ポーター)は、十キロを越える荷は受けつけず、かつて自転車でサハラ砂漠を横断した経験がある知人が自力で背負いあげ、「THE UHURU PEAK POINT IN AFRCA 5895M」と標識のある場所へめでたく奉安の運びとなっている。

当時、驚いたことに、頂上の広い平坦な場所には、一見して火山の名残りと解る、大小様ざまの岩が無数に散らばり、所どころにある窪地には消え去りそうな雪がまだら状に散見できる程度で、はるか後方の下り坂となった場所にはかなりの厚みの雪が望まれる。写真の裏書きには「ウルフピークの氷河」とある。

(以下次号へ続く)   


遊心庵主・岡部善惠




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