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宝寿院の四季に幸せを感じて
この頃、季節感がなくなったとよく言われます。
本当にスーパーの店頭では、茄子も胡瓜もトマトも年中見られます。それこそ何時が旬なのか分からないくらいです。
私自身暑ければ冷房で、寒ければ暖房でと言うように、文明の利器のおかげで快適な生活に慣れて、それが当たり前みたいな感覚でいます。
でも、自然はいつもその移り変りを発信しています。
身近にある自然の恵みを感じ取り、感謝する気持ちを忘れてはならないと肝に銘じています。
暑い日のさなか木陰をわたる風のなんと心地よいことか。
また、初冬小春日和のなか陽だまりの心地よい暖かさなどを、
人工の快適さに慣れた身には忘れてしまっていることを悲しく思います。
茶道本部宝寿院は、四季折々の自然の豊かなお寺です。
宝寿院を訪れる度に自然の素晴らしさに触れる思いで、三井古流煎茶道で学ばせて頂いている幸せを感じています。
三井古流煎茶道 大津分会 小篠要子
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