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続けるという事 三井古流煎茶道のお稽古を始めた中学生の頃、セーラー服で何もわからないまま、ただ言われる通りにお点前をしていた日々。父の勧めで始めたお茶ですが、その頃はお点前の心も深く考えもせず、何度も何度もやめたいと思う事もありました。それでもどんなに忙しくても、何が起ころうとも、やめずに続けてきて良かったなとしみじみ思うこの頃です。お茶会や施茶に参加するたびに続けていて良かったなと、至福の時を味わう事ができるようになりました。友達からも、お茶はあなたにとって精神安定剤やねと言われる事があります。お点前をしている時は、無心になって心安らぐひとときです。
お点前ごとにあるお心を、心の糧としてこれからも続けていけたら素晴らしいと思います。私は壺中点前のお心が一番好きです。限られた世界にあっても、私なりに満ち足りた日々を送り、これからの人生を至福に生きて行きたいものです。私を三井古流煎茶道へと導いてくれた父に感謝し、増々三井古流煎茶道を楽しみ、精進したいと思っています。 三井古流煎茶道 愛媛分会 井上美壺
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