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一貫点前 三井古流煎茶道とご縁が出来て、早くも五年の月日が過ぎました。 友人から「京都から先生に来て頂いて、煎茶のお稽古を始める事にしたので一緒にどう?」と誘われましたが、当時の私は介護に明け暮れており、お稽古事など考えることができませんでした。ですが「来られる時だけでもいいの」との一言に始めてみる事にしました。 この五年の間には、実家の母、姑と相次いで亡くし、私は精神的に家から出る事すら億劫になったり、突発性難聴になったりと色々なことがありましたが、休みがちで覚えが悪い私を見守って下さっている先生をはじめ、明るく迎えてくれる仲間がいたからこそ今日まで続けてくることができたのだと思います。お道具の前に座ると心が落ち着きますし、「おこころは?」と聞かれた時には色々と考えさせられます。 最近は、地域の緑化活動に参加しており、遣り始めた事は最後まで続けたいと思っております。何も言わずに送り出してくれている主人に感謝しつつ体調の様子を見ながら続けられたらと思っております。
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