|
煎茶クラブでのひととき 「一煎差し上げます」夕方から煎茶クラブのお稽古は始まります。 お茶を美味しく煎れることだけを考え、お点前に集中していると、先ほどまでの喧騒から解き放たれ、気持ちが穏やかになってきます。多くの方との出会いがあり、和やかな会話も楽しいのですが、なんと いっても仕事のあとの一服のお茶とお菓子はとても美味しく、ほっこり癒されます。 職場の煎茶クラブが、三井古流煎茶道との出会いでした。当時はお点前を覚えることに一生懸命で、お茶を楽しむゆとりはなかったと思います。それからお稽古から長く離れる時期を何度も経て、今ではお稽古が大切な安らぎのひとときとなっています。 お稽古を休んでいても、変わらぬ笑顔で迎えてくださった岡田先生のおかげで続けることができまし た。心から感謝申し上げます。これからも、おもてなしの心を忘れずに一期一会を大切にしながら煎茶の道に精進したいと思います。そして、自然を愛で季節の移ろいを感じながら、一服を楽しめるゆとりを持てるように心がけたいと思います。
・「喫茶得道」一覧に戻る ・「教義の紹介」に戻る |