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お煎茶とともに お煎茶との出会いは娘時代。幼なじみの田中奈生子先生が、お茶会に招いて下さったのがきっかけでした。結婚して新しい生活に戸惑っていた私は、買い物に行くと言ってはお稽古に参加しました。それでもお茶について深く考えることもなく、楽しくお茶をいただいて帰る日々を過ごしていました。そんな時、出会ったのが、野井其水先生でした。 野井先生にお出会いしてからは、自然とものを見る目が変わってきていることに気づきました。やがて主人が病にたおれ、早や十三回忌も過ぎたいま、ようやく自分を取り戻せたような気がします。 振り返りますと、色々なことがありましたが、不思議なことにお茶を辞めたいという気持ちは起こりませんでした。これからも「吾道一以貫之」のお心を糧にゆっくり歩いて行こうと思っています。
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