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三井古流への想い 三井古流との出会いは、今から二十年前、高校生になった娘が習い始めたのがきっかけでした。幸運にもお隣が先生のお宅だったので、三井古流と嵯峨御流を習うようになりました。やがて娘は大学をでて看護師になり、結婚で松山を離れるまでお稽古を続けました。その最後となる県茶会に家族で出席したとき、私も三井古流の素晴らしさに心引かれ、娘といっしょに始めていれば良かったと後悔しました。 あれから十年。少しずつ仲間も増え、お点前のお心、ものを大切にする気配り思いやり、無駄のない所作、日々の積み重ねが自然と姿をつくっていくことなど、すべて三井古流から教えられました。仕事を持つ私にとって、夜もお稽古をしてくださる先生には、いつも感謝しております。 さて、このたび松山分会が設立されることになりました。設立にあたっては、ご宗家の三井寺、茶道本部の方々はじめ愛媛分会の先生方にご尽力を頂き厚くお礼を申し上げます共にこれからは今まで以上に精進し、どこまでも続くこの道を生涯歩み続けたいと思っております。
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