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三井古流煎茶道 河野宗志総師範が宗匠に就任 三井古流煎茶道宗匠に河野宗志総師範(洛生支部)が就任された。 継承宣誓式は、平成二十八年十月二十八日午前十時より唐院潅頂堂で行なわれ、一山住職出仕のもと宗家・長吏猊下より補任状が親授された。 翌日には、午前十時から恒例の宗祖智証大師御正忌会が奉修され、さわやかな秋空のもと約二百五十名に及ぶ参列者が見守るなか、河野新宗匠は献茶式に臨まれ、ご開扉された智証大師ご宝前に奠供された。 また、「紅楓茶会」が催され、社中一同にとって故・福家祥壷前宗匠の跡を継いだ河野新宗匠のもと三井古流煎茶道のいっそうの発展を誓う絶好の機会となった。 就職とともに出てきた大阪で、なりたかった助産師の職に就くことができ、今ではやりがいを感じつつ楽しく働いています。それでも、ときにやり切れない気持ちに襲われたり、連続する緊張感のなかで心が休まらないこともあります。 私の通うお稽古場は、穏やかな時間が流れ、お茶の香りとともに心地良い緊張感と静けさに包まれています。そして、何よりもそこに集う方々の温かい笑顔と優しい声。日々仕事に追われる生活のなか、ほっと心を落ち着かせることのできる、かけがえのない場所となっています。 はじめのころは仕事とは異なった非日常の場を求めて通っていたのですが、今ではお茶のお稽古を通して自分の心の在り方について様々なヒントを頂ける場所に変わってきたように感じています。 ふと何気ないとき、「煎茗天理を楽しむ」のお心が頭をよぎります。そんなとき、あらためてお茶のお心は日常にも通じていることに気づかされます。
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