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流煎茶道を習って思う事 三井古流煎茶道を習い始めたのは、中学校時代の友人に佐々木先生を紹介してもらったことがきっかけでした。 六十才を過ぎてからの挑戦だったので、初めのころはお道具に触れるのも緊張の連続でした。そんな私に先生は「お点前には一つ一つ心がついていて、その心はどれをとっても道理に適っています。その道理を日常生活にも役立たせてもらいたい。」と言われ、いつも丁寧にご指導して下さいます。 先生が生けられるお花もご自宅のお庭で育てられたもも多く、四季折々の季節を味合わせていただいています。また、床の間にかけられる掛け軸のお言葉も学ぶことが多いと思います。 私は、近くのお寺でご詠歌を習っていて、お彼岸の時など仏様を慰めた後で、今まで何気なく飲んでいたお茶ですが、そのお茶に込められたお心に気づき、本当の美味しさを知ることができたのは、お煎茶を習っているおかげだと思います。 これからも思いやりの真心を継続するという心を忘れずに、煎茶道にはげみたいと思います。
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