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アンコール遺跡

今年の2月下旬、仏教三大遺跡の一つに数えられていますアンコール・ワットを訪れる機会を得ました。仏教三大遺跡とは、パゴダと呼ばれる仏塔が林立するミャンマーにあるパガン遺跡、そしてインドネシアのジャワ島にあるボロブドゥール遺跡をいいます。

アンコール遺跡群のなかでもっとも有名な遺跡がアンコール・ワットで、近くにはアンコール・トムがあります。1992年にはユネスコの世界遺産にも登録されました。

アンコール遺跡群はカンボジアの首都プノンペンの北西に位置するシェムリアップという都市にあります。関空からベトナムのハノイでトランジットし、シェムリアップ空港に着いたのが午後5時。日本との時差は2時間で、午後7時ということになります。気温は32度。日本を発つときは厳冬で、厚着してますから汗が噴き出ます。

翌朝、早く起床して街を散歩しました。驚いたことに5つ星のリゾートホテルからゲストハウスまで、宿泊施設のなんと多いことか。内戦が終息し、治安も安定したことから、世界中からアンコール遺跡を求めて大勢の観光客が押し寄せてくるのでしょう。

アンコール・ワットはクメール文化の最高傑作です。スーリアヴァルマン2世により12世紀前半に建立された当初はヒンドゥー教寺院でしたが、16世紀に仏教寺院に改修されたということです。

アンコール・ワットは東西1030m、南北840mの周壁に囲まれ、れをさらに幅200mもある水濠が周囲を廻っています。西を正面とし、西大門を通って参道を500mほど進むと東西200m、南北180mの巨大な石造大建築が現れます。これは第一回廊と呼ばれていて、上部に第二、第三回廊があって、その中心部に5基の祠堂が建てられている壮麗な寺院です。

アンコール・トム/アンコール・ワット/ベンメリア

(梅村敏明)



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