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照園先生を偲んで
小さい時はいっしょに遊んでいましたが、看護婦として京都に行かれてからは出会っておりませんでした。
照園先生は定年退職され、故郷に帰られてお母様の看病を十年余りされました。
私が再び照園先生と出会ったのはその頃でした。
ある日のこと「幸ちゃんお茶を飲みに来ない」と誘われ、何気なく行ってみると、
照園先生は、三井古流煎茶道の先生でした。そのご縁で三井古流に入門させていただき、
毎月二回の稽古に励んでおりました。私にお茶が出来るだろうかと心配しましたが、
照園先生がやさしく、時には厳しく教えて下さったので、何とかお点前ができるようになりました。
そんな折、照園先生が入院され、急に帰らぬ人となられたことがとても残念です。
九月十二日は弟子達一同が集り、照園先生を偲んで、御供養と共に追悼のお茶会をいたしました。
三井古流煎茶道 京都支部 倉重幸子
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