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心の旅路 茶道とは、私たちがどのように生きるべきかという「人間の生き方」を説く宗教でもあるのではと感じております。
今、振り返ってみますと、二十才を迎えようとしていた頃、人生に迷い、私の心の旅が始まりました。それからの十年余り、学校、仕事、稽古事、日常生活を送る中、いつも心の中は、とてつもない難問が去来し、その解決などとても出来そうにない日々でした。その頃「禅」との御縁をいただき、求めていたものがこれだったのだと天にも昇る思いでした。 それ以来、心が軽くなり、生きるのが楽になったように思います。それからの毎日、日常の些細な出来事の中にこそ、心のありようの大切さを痛感し、今日まで生かされております。その後、三井古流煎茶道に御縁をいただきましたが、一点前ごとにお心が盛りこまれ、その深さに宗教心に通じるものを感じ、心打たれております。 幸い、おいしいお茶をいただくのが何より好きな私にとって、これからの人生、心豊かに過せるよう、精進したいと思っております。 三井古流煎茶道 京都分会 中塚妙園 << 三井古流煎茶道を学んで | 三井古流に出会って >>
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