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三井古流に出会って 早いもので、私が三井古流に出会って、十年余りになり、月日の流れの早さに驚いています。
最初は、何も判らないで、とまどう事も多々ありましたが、お稽古を続けていくうちに、自分に合っているように思えてきました。日常の忙しさの中、週一度のお稽古の時、お道具に向うと、自然に心が落ち着きます。日々の生活の中、こういう時間は、とても意味深いものと思います。お点前には、一つ一つお心があり、そのお心の意味を深く感じ、自分自身の生活の中で、忘れがちな事等を、改めて考え直す事が出来ます。私がお煎茶を続けて来られたのは、家族の理解と協力があっての事ですが、それにもまして、先生や諸先輩方のお教えの賜物だと感謝しております。平々凡々な毎日ですが、その中で自分の好きな事を続けられるという幸せを有難く思います。それにお寺の行事にも参加させていただき、沢山の方々との出会いが出来た事を嬉しく思います。 まだまだ未熟な私ですが、これからも三井古流のお心を大切にし、自分を磨けるように日々精進したいと思っております。 三井古流煎茶道 洛生分会 青谷和子 ・「喫茶得道」一覧に戻る ・「教義の紹介」に戻る |