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壺中日月長 小雪の舞う初炉、桜吹雪の春のお茶会、蝉時雨の中の夏期研修、紅葉の秋のお茶会とお煎茶の行事で三井寺へ伺う度に四季の移ろいに感動を覚え、三井寺でお煎茶をさせていただいていることに喜びを感じております。
この様に恵まれた環境の中から一転して、住み慣れた滋賀を離れて横浜で五年間を過ごしました。その間は主婦業と慣れない仕事に追われ、お茶を点てる心の余裕も持てぬまま、あっという間に時が過ぎておりました。その後、滋賀に戻りお煎茶の道にも復帰することが出来て、心の落ち着きを取り戻しました。 習い始めた頃には理解出来なかった壺中点前のお心“壺中日月長”について、五年間の空白を経て少しは理解出来た様な気がいたします。 しばらくお煎茶から離れてみて、あらためて三井古流のお煎茶の一つ一つのお作法のお心の深さに感動しております。これからも三井寺の素晴らしい環境の中でお煎茶の道に励み、いつまでも感動出来る心を持ち続けられるように努めたいと思っております。 三井古流煎茶道壺中会副会長 森平 佳世 ・「喫茶得道」一覧に戻る ・「教義の紹介」に戻る |