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煎茶を習い始めて 三年程前から、友達と一緒に三井古流煎茶道を習い始めました。古希を前にして、まだ元気なうちに何か楽しみを持ちたいと思っていたところ、近くに先生がおられたので、教えていただくことにしました。 今までにお茶会には何度か寄せて頂いていましたが、見るとするとでは大違い、何回お稽古してもなかなか作法が覚えられません。 その作法は、順序が合理的で無駄がなく、うっかり一つでも忘れたり、手順を間違えたりすると、次のお点前に進めなくなってしまいます。 お茶の入れ方も茶葉の量、お湯の温度によっても、苦み、渋みの出方や甘みのからみ方が微妙に変わってきます。また、その時の自分の精神状態によっても左右されます。 以前、先生が「お茶にはひとつひとつの動作に、もてなしの心が込められている」とおっしゃっていました。今後もひとつひとつの動作を大切にしつつ、一煎々々、心を込めてお茶をいれていきたいと思います。
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