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煎茗楽天理(煎茗天理を楽しむ) 「やってみたら!!それからよ」と、友人の後押しで二十年振りに「煎茗楽天理」の世界の扉を開ける事となりました。
所用の空き時間に恩師宅を訪ね、茶具敷の前に座し、先生からのかなりのお導きにより、やっと身体の命ずるまま常点前を何とか終了できました。二十数年の空白を越え、何とも言えない清々しい気持ちを取り戻しました。 恩師は「私が動けるうちに」と言われ、大阪でお稽古場をという話が数年前からあり、ありがたいお言葉までいただいていました。娘も「私も習いたい」、友人達は「趣味になるかもしれない」などと言ってくれていました。 大阪でのお稽古場の外堀の準備は整っているのに、私はぐずぐずと決めかねていました。やっと空き部屋に畳を敷き、今ある手持ちのお道具から出発し、足りないお道具は皆先生が京都から運んで下さっています。すべて先生のおかげなのです。先代の宗匠先生に「大阪でのお稽古ができる日をいつか作りたいです」との私の願望を聞いていただいたその約束が現実になり、今ではすべてに感謝の毎日を送っている今日この頃です。 三井古流煎茶道洛生分会 小林ひろみ ・「喫茶得道」一覧に戻る ・「教義の紹介」に戻る |