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秘仏・金堂のご本尊
三井寺の本尊は金堂にお祀りする弥勒さまです。
このご本尊は今から千三百年余り前、三井寺が創建された時に
天武天皇から賜わったと伝えられていますが、
絶対の秘仏となっているため、この仏様を拝したひとは誰もいません。
寺伝によれば、この弥勒仏は三国伝来の霊仏といわれ、
中国天台宗の高祖慧思禅師が修行されている時に降臨された
弥勒仏さまが自らの分身として残された三寸二分の御像であるといい、
この御像はつねに光を放ち全身が温かく
「生けるがごとし」霊仏であったと伝えられてます。
この霊仏が百済に伝わり、やがて用明天皇の時に日本に渡来し、
ことに天智天皇はこの弥勒さまを崇拝されたといいます。
幾多の焼き討ちに遭いながらも、ご本尊を守ってこれたことは
奇跡にちかいことです。
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