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お知り合いよりお声をかけて頂き、三井古流とのご縁を頂戴して二年を迎えようとしています。何事も長続きしない私にとっては、異例のお稽古事です。

仕事と家事に追われ、心に余裕のない私は、人様との軋轢に悩むことが時々あります。そんな時でもお稽古が終わった後には、心が軽くなり清々しい自分にいつも出会うことができます。お点前に没頭していると素直に反省できたり、寛容な気持ちを持てたり、ふと解決策が浮かんできたり、不思議と心に余裕を持つことができるのです。そこには、ごく自然に自分と向き合える時間と空間をお煎茶から頂いていることを感じます。

先日、初めてお茶会でお点前をさせて頂きました。お話を頂いた時は、不安で躊躇しましたが、先生や皆様の励ましもあり、震えながらも何とか努めさせて頂くことができました。そこには、一歩踏み出せた自分と皆様への深い感謝の念を持つことができました。

“お心”をかみしめてお稽古することで、お煎茶を通し人としての道を学ばせて頂いてることを感じます。このご縁を頂いたことに深く感謝申し上げます。